球磨の黒豚について
20年以上黒豚一筋!! の私たち球磨の黒豚。「一人でも多くの人々に感動を届ける」を合言葉に、お客さまに安全で美味しい黒豚をお届けし、その味と食感で感動を味わっていただくため、手間ひまかけて健康的に黒豚を育ててきました。
私たちの育てている黒豚はバークシャー種という原種のみの豚で、「四肢の先・鼻の頭・しっぽの先」の6ヶ所が白いことから「六白黒豚」と呼ばれています。
六白黒豚を育てる上でのこだわり
- 飼育期間へのこだわり
- 通常は生まれて6ヶ月で出荷されますが、私たちの黒豚は10ヶ月以上の期間をかけて飼育しています。
短期間で単に太らせるのではなく、時間をかけて健康的に太らせる事で、安心安全な豚肉をお届けできるのです。
- えさへのこだわり
- 豚の独特な臭みを消し、肉をやわらかくし、旨味とコクをプラスするため、
私たちが必ず与えているのが「パンくず」。
生後2ヶ月~出荷される10ヶ月まで、パンくずを混ぜ込んだエサを与えています。
- 飼育環境へのこだわり
- 通常の養豚はコンクリートの上に木くずを敷いただけで、その上で飼われることが一般的ですが、この方法では糞尿が垂れ流しになり、周辺にお住まいの方々や田畑へ多大な影響を与えてしまいます。さらに、きれい好きな豚にとってもストレスを与える事にもなるのです。
そこで私たちが採用したのが「発酵床」。発酵床とは、堆肥(糞尿を乾燥させた物)・木くず・酵素・米ぬか・もみ殻(米の皮)を混ぜ合わせ出来たもので、酵素の働きで化学反応が起きて熱を発生させるため、殺菌効果が期待できます。さらに1mほど積み上げることで糞尿が浸透し、普段の作業が軽減されます。
そして何より、黒豚がストレス無く生活できるのが大きなポイント。土の上と同じ感覚で生活できるうえ、朝晩の冷え込みが厳しいあさぎり町でも、化学反応による熱が発生しているので快適に過ごすことができるのです。さらにこれは堆肥を利用したシステムなので、環境への影響も軽減でき、循環型のシステムにもなっています。
球磨の黒豚では1991年より発酵床を試験的に採用。現在では、種豚や母豚・生まれたての子豚などを除く約8割の黒豚が発酵床で飼育されています。